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2019 自然栽培 其の壱拾六(大黄さん)

自然栽培 其の壱拾六(大黄さん)

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故 Dr相馬先生が 調べられました
畑に 大黄が生えていました 相馬先生がこられていたときに この大黄は 耕盤をまっすぐ撃ち抜いて 破壊するんですよ
この大黄の葉を食べるのは この 背中の硬い虫だけなんです
キトサンが多いので 放線菌が繁殖して 団粒が 促進されます ただし 虫にかじられて 大黄は死滅するときもあるんです
と お話をしました
先生は何を思ったのか 根っこに水をかけながら 切らないように 掘り進んでゆかれました
私は配達か何かで でかけていたのですが 携帯に電話してこられ 「今すぐ戻ってきてください」 と 私は 「はいわかりました」 と戻ったら・・・

先生は嬉しそうに これを見てください と 大黄の根を示されました 確かに硬盤層を 真っ直ぐに撃ち抜いて 砂利層まで 心土を通って 突き当たって ようやく 曲がっています
さらに 根の周りには 黄色い 芋虫状態の虫が 繁殖しています
葉を食べる虫 コガネムシの小さな虫なんですが どうやらそれの幼虫です
するってーとなにかい ですが 自分の体を食べさせて 死ぬかもしれないのに 土壌を良くするために その幼虫を繁殖させています
もう少し突っ込んで言うと 大黄の根は 硬盤層のしたに伸ばして 嫌気性の菌と共存させなければ 生きて行けないのです
好気性の菌が繁殖すると 大黄は枯れてしまいます 絶対に抜けない草ですが 手で抜けるようになります
幕別の森農場では 当時ヤマカワプログラム施工後 大黄が手で抜けるようになり 奥様が 片っ端から 手で抜いておられました
自然界には 自己 というものや 自我 欲望 などありません すべてが円滑に機能するように 存在する大義があります
今まさに 目の前の大黄が それでした
先生は 大黄と 呼び捨てはいかん 大黄さんと呼びなさい と言われてました
大分の 赤嶺先生が 神虫 神菌 神草 と言われるのが 理解できたように思います
自分たちが健康で 健やかで 繁栄するためには 得ることよりも 与えることに集中して すべてが円滑に機能するように 努めよという 教えなんでしょうね  今ではすっかり 我が儘で身勝手自己中心的で残虐 になってしまっているのかもしれません
自然から学ぶこと たくさんありますね


自然栽培 其の壱拾七(ネイティブ)
耕してはいけない これを基本としていますが 畑を作らなかった ネイティブの方たちは それが当たり前なのは 自然がそう教えてくれるから でしょうね
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