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2019 自然栽培 其の壱拾 (ヤマカワプログラム其の壱)

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普通の農業では 施肥耕起が基本です 通常の有機栽培に体力的な限界を感じ 悩んでいたところ 自然栽培の先生にお会いし それ以降 自然栽培を続けてきました
移行して半年 常に 細い棒を持ち 畑のアチラコチラをつついては 抜けてる 硬い など しょっちゅうはたけのアチラコチラを見ていました
その時 ハウスの間で 比較的よく使う部分が 砂利層まで 突き抜けました おっ これは一体 どうしたんだろう 同時に 水はけが良くなり 作物が急激に成長をはじめました
其の頃 北海道大学 土壌保全 准教授 Dr相馬先生の 土作り懇談会が 十勝開催で 石狩の 小林卓也さんが事例発表で 登壇すると聞いたので 仲間とでかけました
この会は 30年ぐらい 継続されている 硬盤層をどう改善するかについて 勉強するような会です
Drは 参加者全員に 自己紹介をさせられます
私の番に 有機栽培をやめて 自然栽培に移行したら硬盤層が抜けました と言ったのですが いじられず 無視
ええっ そんなあ と思い 其の日は それで終了
Drとじっくり話がしたいなあ と思って モヤモヤ状態でした
後日 札幌の オーガニックサポート(有機関連 生産者 消費者 など の方たちを応援する組織です)さんから 学生さんの卒業研究に使用する 有機の畑を提供してほしいと 話があり 手を上げましたが あまり生産者に迷惑をかけられないということで 差し戻し でしたが

話を聞いてみると 北海道大学 土壌保全学の学生さん Drの教え子じゃあないですか

無理をお願いして 強行採択してもらいました

日程を決めて Dr相馬 微生物の研究者 山川良一先生 根圏微生物のDr池田 帯広畜産大学の土壌学准教授Dr谷 わたし 学生さんの 三浦詩穂さん ディスカッションとなりました

本編に入る前に 自然栽培の話をしたのですが 目の前の作物を見て Dr谷は こんなものは 高台の肥料が湧いてきて それを吸って育ってると言って 怒って帰ってしまいました  世の中にそんな学者さんが居るのですね と 驚きました しかもこの十勝に なんということでしょう・・

次に 本題に入り 山川先生が Dr相馬に質問です 「硬盤層って何だい?」 「微生物が繁殖をやめた結果 水を使わなくなって 隙間がなくなり固くなったものです」 と答えられました

山川先生は 「微生物を繁殖させれば もとに戻るのか?」 Dr相馬「もとに戻ります」 山川先生「何だそんな簡単なことか」 (このやり取りで 嫌な空気感になりましたが 後日 お二人の仲を良くしようと 友人の店 「潮華」で 会食をしましたが 仲直りどころか 山川先生が 私と貴方と どちらが 耕盤を無くすか 勝負しましょう と言う話になりました 会食は 無残にも終わり 残った大量のごちそうを 死ぬ気で 一人で食べましたね)

そのあと いろいろ話が出ましたが Dr相馬は 土壌をサンプリングして 分析にかけました
そして 私に「サブソイラーの 時速二キロ以下の 低速走行で 耕盤を破壊しなさい」 と言われました
其の数日後 山川先生が 夕方 作業中にこられて 一方的に プランを話されて いつやるのだ と詰め寄られ 時間が押していたのですが 今です 今 やります ということで 急遽準備を始めました
スコップ ガス代 ボンベ ステンの大寸胴 動力噴霧器 さて 何が起こるのやら・・・
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