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2019 自然栽培 其の七 硬盤層:犂底盤、肥毒層

施肥と 耕起 この2つによって 微生物繁殖が 減少 あるいは 壊滅する ということを話しました

良い土壌は 自然界に温存された 草原や 森 などの土壌が 団粒構造の 階層構造であること

耕起は それを破壊すること

施肥は 根圏微生物の繁殖を停止させること  でありました

農業は 施肥耕起播種 で 継続可能ですが それらに付随して  硬盤層の形成 があります
硬盤層は 重機の踏圧で形成されるという 一般論ですが そうであれば 一枚岩が形成されるのは 不整合の話ですね 50~100mm程度の 硬い層 其のしたは 心土ですから

北海道大学 土壌保全学 元准教授 Dr相馬克之 さんは 一言で説明されました

「硬盤層って何だい??」  「それは 微生物が繁殖を辞めて 水を使わなくなったので 土の粒子の隙間がなくなったものです」

「微生物の繁殖を再開すれば なくなるのか?」「そうです!!」

そんなやり取りが 目の前で 行われました  それで完成したのが ヤマカワプログラム ですね

大国主が稲穂の国造りで 牛に鋤きを引かせる絵図がありますが それから 犂底盤 と呼ばれています 

更に深い呼び名は 肥毒層です 硫安を使ったなら アンモニウムの成れの果てですね

当時 施肥耕起を辞めて半年 硬盤層が緩みました 〇八年頃だったかなあ

相馬先生の 土作り懇談会で 話したのに 無視されてしまいました その後 無理やり機会を作って 先生方と ディスカッションすることにもなりました

話が戻ります

硬盤層 犂底盤 肥毒層 は 空気 水 微生物 根 を 遮断します  農業は この上でのみ 実施 継続が可能です

物理的に破壊する方法も ありますが 施肥耕起 によって 再形成されてしまいます

とても厄介なものですね

この 盤が存在する限りは 自然栽培実施不可能です

此処では 施肥耕起によって 盤が 形成されることを 認識できれば と思います

畑の土壌を スコップなどで 掘って 断面を見れば 目で確認が可能ですね 温度を測ると 明らかに差がありますし

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