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2019 自然栽培 其の壱拾参(ポリカルチャー)

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自然栽培 其の壱拾参(ポリカルチャー)
モーノカルチャー と ポリカルチャー と言う言葉があります
日本語訳は 多様な栽培 と 単一栽培でしょうか
単一栽培は わかりやすいですね この畑には 豆だけ 芋だけ 小麦だけ コメだけ イチ品種で 管理しやすいように 栽培します
ポリカルチャーは 多様な栽培 ごちゃまぜ 福岡正信師の 農法では 泥団子で そのような形が提唱されてました
うちで行うのは スリーシスターズに あやかって やっています
スリーシスターズは 南米のインディオたちが数千年実践しているやり方で まず地面に 一つの穴を開けます そして其処に スクワッシュかぼちゃ とうもろこし いんげんの種を入れます 種を入れるときは 来年もあなた方を此処で繁殖させることを誓います どうか立派に育ってください 余ったものは 私達にお分けください という 基本が守られています
物理的には いんげんは 土壌で特殊な光を根から発し 根粒菌を集め チッソをもらい 余ったものを とうもろこしと かぼちゃに与えます とうもろこしは チッソのお礼に いんげんのつかまる役をします かぼちゃは お礼に 大きな葉を広げて 太陽から地面を守ります  くさもたくさんはやして 家畜の餌になります そうすると アウトプットは 千%になります 面白いですね

インディオたちが モノカルチャーの畑を見たときに「これでどうやって 家畜を飼うのかね??」 と言ったそうです
チリの昆虫学者 Dr ミゲル・アルティエリ は 世界農業の 65%が ポリカルチャーであるなら 飢餓はなくなる と 計算されてました
さらに アグロエコロジーの実践として 継続性が高まりますね 当たり前か・・・
やぶ田ファームでやっているやり方は
トマトハウス 900株のトマトが 22.5センチ間隔で 8列 あります その間には
ネギ バジル 豆 人参 キャベツやケール が 栽培可能です 肥料をやるわけでもないし 耕すわけでもなく 毎年同じことを反復します もう15年間やってますが 特に変化は ない様子   ネギが種を落として 増えるので 間引きするか 移植するかの手間がありますけど 増えていっているので この労力は許されるでしょう
 ネギは 抜かずに 地上部分を刈り取ります 年2~3回収穫できます 関西系の主婦は 大体家庭でもやってますね ねぎぼうずの後の脇芽は すごく味がいいですよ 15年そのまんまです
あと 欲張るなら 9月後半に 通路に 葉物を直まきします 越冬用に 葉物が手に入ります  通路なのでヒトの踏圧で踏み固められて地表はすごく土が硬いですが 種さえ蒔ければ 問題なしです
時折学者さんがこられますけど 見たら 気分を害されて 帰られますね
つくばの有機研究チームリーダーさん 仕返しに トマトの尻腐れ 激写して 言いふらされてました  はじめての方がうちに見学に来られ 十勝の自然農家で トマトの尻腐れを出してるのが 居るって聞きました ってね  
あっ それ うちのことですね   イタリアントマト サンマルサーノは初期段階で 尻腐れの傾向がありますから  へえ~ 学者さんって そんなことされるんですね って 話してましたけど
自然栽培 どのみち 機械使わないし 手作業で 他に仕事がないから コンパニオン アグロエコロジー ポリカルチャー おすすめです
余分に採れた バジルは ジェノベーゼに加工 2~3年 常温で持ちます キャベツはピクルス これは半年かなあ 柔らかくなるんですよね
人参は ピクルス  豆は 早採りなので 枝豆  芽摘みすると 冬前まで 食べられます トマトは もちろん 生食に 瓶詰め ソースもありですね 
ハウス一棟で ずいぶんの収穫量と 加工すると 換金金額 すごいことに なりますね
今回 加工の話は 入れてませんけど
 かぼちゃや 芋は 自家製マヨネーズで 瓶詰めサラダへ  とうもろこしは収穫期20円 って言われるのが ホールコーンだと チッソマジック使って(自然栽培では無理です) 4果取りだと 3瓶はできるし きゅうりは 巨大化させて 一本でピクルス6瓶でしょ 煮豆は 大量生産向きだし
稼ぎが これぐらいと 目標があるなら 加工を取り入れると 無理して 収穫量を増やす必要が薄れてゆきますね コンパニオンと 加工 うまくつかえば いい結果が得られそうです

自然栽培 其の壱拾四(種まき)
よく どうやって種まくの? と聞かれることがあります

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