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其の四  元禄時代前の我が国の食事

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其の四  元禄時代前の我が国の食事
幸せだった我が国の元禄以前の食生活を見てみましょう。精米技術がないので、皆玄米を食べています。
石高一石は一反部の取れ高ですが、俵数に直すと二俵半です、現在の農法なら10俵から13俵もありですが我が国現存の農地は400万ヘクタール、昔の石高で言うと4000万人分ですが、収穫量は500%あるので 二億人分は作れますね、なんだか安心したでしょう?
話は戻り、当時の基本食は、一汁一菜でした。
玄米に、味噌汁に、漬物、梅干し、菜っ葉のおひたしなどでした。たまに魚ですね。
お肉はどうだったのでしょうか?牛肉をはじめて食べたのが、明治天皇様だと言われています。密かに食べていた人たちが居たとも言われていますが、その名残として、馬肉や鶏肉などと言わずに、さくら、ぼたん、かしわ、もみじと言っていました、今でも使いますね。
ザビエルたちが我が国に来て驚いたことの幾つかの中に、飛脚と、車夫、駕籠かきがいました。薄着でひたすら走っています。彼らのエネルギーのみなもとは食事だと考えました。見ると、塩むすび二個。おかずもなくお手頃な大きさです。おうちに戻ってから豪勢なご飯を食べていると思ったらしく、家について帰り、そのごちそうをよばれたのかどうかはわかりませんが、見て二度びっくり、先程の質素な一汁一菜でした、子育ての母親たちは子沢山で乳をたくさん出すと驚きの一節もありました。
 後に、ドイツの医師「ベルツ」によって実験がなされます。東京から日光までを車夫が一人で走破します。彼らを実験台にしました。試験車夫は、白人食を与えられ、対照車夫は塩むすびなど従来食です。もう結果は見えてますよね。白人食を与えられた、車夫は三日目に車が引けなくなり、食事を戻してほしいと願い出ています。私達民族には、民族にあった食事が正しいことが証明されています。これが牛だとすると、牛は草を食べて体を作り、乳を出しますが、動物蛋白などを与えると、その能力が遊んでしまい、脳にプリオンが出来てBSEを発症します。私達が普段なにげに撮っている食事、過食は、病気を作り出していると言われています。紀元前400年医学の祖「ヒポクラテス」はまとめた16か条に病気と医療と治癒と食事のことを記述して、とても参考になります。
この頃の我が国の食事が一番充実していた時期だと言われています。なぜでしょうか?
そう、想像通り、精米技術が江戸から発達してゆきます。江戸にゆくと白米が食べられます。銀シャリともいわれ、ごちそうのひとつですね。参勤交代で武士たちが江戸に常駐します。ところが、原因不明の病気にかかり、多くの武士たちが命を落としました。そう、「江戸患い」です。原因も治療法もわからず、故郷に戻れた武士たちは、治ってしまいます。白米食による、ビタミン不足の脚気ですね。今でこそ対処可能ですが、当時は難病とされていました。
これらのことを裏付ける記述があります、1970年合衆国大統領に就任した、ニクソンは癌の撲滅宣言をして、1兆ドルの予算を使いましたが、逆にがん患者発症数は増加しました。ときのマクガバン上院議員に調査団を組織させ、あらゆる病気の原因調査を行いました、結果は すべての病気の原因は、食にありました、動物蛋白、添加物、農薬などですが、当時の経済成長の妨げになる理由で、破棄されています。最後の結論は、世界で最も正しい食は、日本の元禄時代以前の食である、と締めくくられています、なんだか嬉しいデスね。
自然界を見てみましょう、古代人や野生動物には病気はありません、怪我や感染症はありましたけど。病気には全て原因があり、その結果が病気の発症だということは、これらのことから汲み取ることが出来たことだと思います。

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