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自然栽培の おさらい 其の四

自然栽培のおさらい 其の四 
硬盤層を知る前に 土の構造を 見てみましょう 1996年に発表された 土のモデルです
danryu.jpgdanryu02.jpg
微生物の繁殖環境ですね 彼らは腐植に粘土粒子を粘液などでくっつけて ミクロとマクロの間隙を作って生活します
さらにそれらが集落となれば 団粒構造です
元 北海道大学 土壌保全学 相馬先生は ミクロ間隙は25ミクロン以下 マクロ間隙はそれ以上 と 定義されてそれぞれの層に分かれて 土壌の分析をされていました
参考図です
ヤマP 使用前使用後.JPG
なんだか難しいですが どれ位自然の土に近いかということでしょう
人間が判断するときは 良い土とは 水はけが良くて 水持ちが良い と言われています それは微生物が創りだした 繁殖環境ですね
それを温存しておけばいいのですが 大地にクワを入れることは 微生物の繁殖環境を破壊することでしたね
こんなかんじでしょうかrotry02.jpg
本来自然界では 微生物の繁殖環境(地球暦を一年に見立てると4月5日からの)に 植物(地球暦を一年に見立てると11月22日から生活開始)が同居させてもらっています 
繁殖するための環境が 水持ちと 排水性が良いことですが、破壊されていてはたまりませぬ
住みづらいですね
 となると やはり此処は 肥料をまいて植物にすってもらわなければ 育ちは悪くなるのは否めません
さらに 植物は肥料をもらうので 微生物の世話になることを拒否します 其の表れとして 根から微生物に対して繁殖をやめるように命令する指令物質を放出します(Dr 池田 発表)konken02.jpg
 繁殖をやめると 腐植と粘土粒子の マクロと ミクロの隙間がなくなり 含気も 保水もなくなり 其の結果 硬盤層 犁底盤 肥毒層 が形成されます
過去 学者さん達による 自然栽培について リ底盤についてディスカッションをやりました ヤマカワプログラムの 生みの親 山川先生が 土壌保全学の相馬先生に 質問されました
「硬盤層って何ですか?」「それは 微生物が繁殖をやめた結果水を使わなくなり隙間がなくなった結果です」「硬い土も 柔らかい土も 硬盤層の土も 自然界の土も 畑の土も 粒子の硬さは同じです それらの隙間があるかないかです」
「じゃあ 微生物を繁殖させればいいのか?」「そうです」「なんだ そんな簡単な事か」
このようなやりとりが ありました
 大型機械の踏圧で 形成されるものではないことが わかってきましたか? 自然栽培を やられている方たちは 畑に機械を入れることを嫌う理由が 団粒の マクロとミクロ間隙に影響をあたえることだという理由ですが 硬盤層は また別の意味でした
 自分たちが 硬盤層の形成される原因を創りだして、それを自然に戻すのに あの手この手で 四苦八苦して 自然界は その姿に対して 表現できないほどの 言葉の数々で 苦言や アドバイスをくれているのでしょうね 
 いやいや この世には 愛と感謝しか存在 しないのでした・・・
つづく・・・ 自然栽培のおさらい 其の四 おわり  其の五に続く

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