ビニール資材

十勝では　ビニールハウスが無いと　育苗や　春先の収穫が得られないので　野菜栽培には　ビニールハウスは必需品です　無くても対応できればそれにこしたことはないのですが　将来そうなれば　いいのかと　思います
　メンテナンスが大変で　冬は除雪　３～４年で　ビニールの更新　今回は　２年で　更新するのがひとつ　これは大変です
　十勝種苗の老舗　豊産園さん(種苗のことから農業に関すること　すべてを網羅された　十勝農業の生き字引です　お店も　昔ながらの種やさん　一歩はいると　半世紀前の世界と錯覚するぐらい　素敵で　落ち着いて話が出来て　お茶菓子と　お茶をいつも出して下さいます　U佐美さんは　よくおじゃまするとか・・　お茶が出るのでしばらく居て　勉強させてもらって・・）におじゃまして　オーダーの前に　相談をしました　プランを色々とご呈示いただき　その中から　チョイス　PO　と言う材質で　統一しました　裂けにくい　耐用年数が　倍程度　低価格　ただ　保温性に欠ける　すれると白濁する　などの欠点がありますが　今回はこれにしました　　調べると　ラミネート加工されたフィルムだということが判りました（ハウス用ビニールでラミネート加工があるとは想像していませんでした　灯台もと暗しでした）
　なるほどー　相反する特性を　張り合わせることで　ハイブリッドとする　でしょうか　過去食品製造にたずさわり　ラミネートや　ポリの材質は　かなり勉強していたので　それなら納得です
　ポリエチレンは　扱いやすい　柔らかい　ですが　熱に弱い　ひっかきに弱い　ポリ袋は　汎用性は高いが　強度や耐熱性に欠けると言うことです
　一方　ナイロンは　強度に優れます　熱に強い　頑丈　酸素を通さない　など　Ｃナイロン：柔らかいシール性に優れる　　Ｋナイロン：酸素を通さない　　Oナイロン：熱に強いのでレトルト袋などに使用する　だったと思います　もう２０年以上この仕事をしていないので　忘れてしまいましたが・・
　このポリエチレンと　ナイロンを　張り合わせることで　希望する特性を　創り出します　張り合わせは　共に熱で押し出す方式　共押し　接着剤で張り合わせる方式など　各種あります
　今や　容器など　スタンダードとなった　イージーオープン　などは　このいずれかを使っています
　話は戻り　ビニールハウス　POにすると　押さえのバンドが必要ない　と言うことで　楽チンかなあ　といったおまけも付いてくるようです　強風に耐えられるかどうか　やや　不安もありですが・・
　屋根の張り替え小道具に　コロ助　そりっこ　の　セットツールをオーダーしました　ご近所で　使われて　優れ物だと　お聞きしたので　コロと　そりの組み合わせです