ロビン耕運機 分解二回目
ゼロ・ファイター 旧日本海軍零式艦上戦闘機 世界が恐れた 三菱製 中島エンジン 栄搭載の飛行機です
敗戦後我が国は航空機の開発製造が制限され ノウハウや技術は鹵獲されてしまいました
その中島の 流れをくむのが スバル 富士重工 ロビン マキタ などがあります
昨年 ロビン耕運機の中古を見つけ 手に入れました ガソリン280cc サイドバルブ式 ロビンエンジン搭載です
始動性が悪く キャブレターを分解洗浄しましたが 油面調整が高く もう一度 ということで 分解し始めましたが キャブレターを取り出すのには
燃料タンク ベルトカバー 排気管 を 外してからになりますが 排気管を外すのに 安全カバーを外さなければ 外れない構造とか とても整備に手間がかかる構造になっています
その反面 作りが丁寧で 精度が高く 安全や 耐久性 信頼性がとても高い構造に成っています
整備担当者泣かせの 機械ですね コレが戦闘機なら 整備兵は 寝る暇もなく 仕事に追われたことでしょう 熟練工でなければ 手に負えない代物でしょうね
なんだか 整備しているうちに 設計者の 考え方 思想が 手に取るようにわかり 逆に 楽しめました さらに 大事に扱わねば という気持ちになりますね
最高のコンディション この機械は それを待っているかのようでした 魂の機械 それですかね
以前整備していた 芝浦の トラクターも 整備には 同じ様な手順が必要で 同じ流れでしたね 芝浦の前身は なんだったか
調べると 立飛飛行機で 一式戦 はやぶさを製造とありますね やっぱり 我が国の 総力を賭けた 技術の結晶が トラクターや 耕運機に 見事に 生かされて 素晴らしい 思想だと 敬服しました
そんな事を考える人は居ないのだろうけど ホンダや ヤマハ トヨタ 日産 などとは 全く違う 設計だと思いますね