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十干 じゅっかん

新しい週の始まりですね 残念ながら今日の午後から 全国的に 大荒れの天気 

暴風雪と大雪及び高波に関する北海道地方気象情報 第5号

平成28年1月18日05時06分 札幌管区気象台発表 では 
<雪の予想>
18日06時から19日06時までの降雪量
 北海道地方の多い所 40から60センチ
19日06時から20日06時までの降雪量
 オホーツク海側の多い所     100から120センチ
 日本海側や太平洋側東部の多い所  60から80センチ
その後、20日日中もオホーツク海側を中心に降雪は続く見込みです。

と 注意が必要です 除雪対策を万全にして 待機状態です ご覧の皆様 注意して臨んでまいりましょう

ここからが本文です

jikan.jpg


干支の 十二支は 何歳生まれなどと 表現することがあるので 身近に聴くことがあると思うのですが
十干 ジュッカン こちらは耳慣れない言葉ですね 少し 判るように 整理してみました

十二支は 時間を表すとすれば 十干は 空間を表すと表現できると思います 表があるのでこちら


十干   日本語                       本義
音読み 訓読み 意味
甲 こう きのえ 木の兄 草木の芽生え、鱗芽のかいわれの象意
乙 おつ きのと 木の弟 陽気のまだ伸びない、かがまっているところ
丙 へい ひのえ 火の兄 陽気の発揚
丁 てい ひのと 火の弟 陽気の充溢
戊 ぼ つちのえ 土の兄 “茂”に通じ、陽気による分化繁栄
己 き つちのと 土の弟 紀に通じ、分散を防ぐ統制作用
庚 こう かのえ 金の兄 結実、形成、陰化の段階
辛 しん かのと 金の弟 陰による統制の強化
壬 じん みずのえ 水の兄 “妊”に通じ、陽気を下に姙む意
癸 き みずのと 水の弟 “揆”に同じく生命のない残物を清算して地ならしを行い、
                       新たな成長を行う待機を行う状態


十干は自然現象で起こるさまざまな現象を捉えて符号化したものです、十干で自然の風景が想像できるようになっています


このあとは 少し難しい話になります 付録として・・・

●時空の考え方を取り入れた干支暦
 空間の3次元――縦、横、高さというものがあります。ニュー
トン以来の物理学では、物質が存在したり、物体が運動したりす
る入れ物として、この無限に広がる3次元の空間を考えており、
ニュートンはこれを「絶対空間」と呼んだのです。
 つまり、物体はその中で運動したり変化したりする――しかし
空間自体は固定されていて、全く変化せず、永久不変に存在して
いると考えたのです。
 時間についても同様です。時間は過去から未来に一様に流れ、
かつ宇宙のどこでも全く同じ時間になっていると考えたのです。
これが「絶対時間」です。これらの絶対空間と絶対時間の下で、
ニュートン力学は、あらゆる時間、あらゆる空間において、普遍
的に成り立つとされていたのです。
 しかし、アインシュタインは、時間と空間が密接に結びつき、
お互いに影響し合って変化することを明らかにしたのです。特殊
相対性理論の最大の功績は、従来の物理学でバラバラに扱われて
いた時間と空間を「時空」というひとつの概念にまとめたことで
あるといえます。つまり、空間の3次元に時間の1次元を加えて
「時空」という4次元の存在――4次元時空となるのです。
 「宇宙」の「宇」は「空間」、「宙」は「時間」の意味を持つ
といわれます。すなわち、「4次元時空」とは、「宇宙」そのも
のをあらわす言葉なのです。
 「時間」とか「空間」とか難しい話が続いているので、少し脱
線して、今朝は時空に関連する「十干十二支」についてお話しす
ることにします。
 「十干十二支」は、中国から伝わったといわれています。「十
二支」は、中国の戦国時代(西暦前5~3世紀)からいわれるよ
うになってきており、「十干」はそれより後の漢の時代に占星術
師が考え出したといわれています。
 実は、この「十干十二支」は、時空をあらわしているのです。
-----------------------------
        干 ・・・・・ 空間
        支 ・・・・・ 時間
-----------------------------
 「干支暦」というのがありますが、この暦は、時間と空間の組
合せでできているのです。「十干十二支」は次の通りです。
-----------------------------
 十 干:甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸
 十二支:子 丑 寅 卯 辰 巳 午 未 申 酉 戌 亥
-----------------------------
 「十二支」が時間を意味することはよく知られています。現在
私たちは「定時制」を採用しています。例えば、午前2時といえ
ばその瞬間を指すことになっています。しかし、江戸時代におい
ては、24時間を12で割った120分間(2時間)の「不定時
制」だったのです。
 例えば、「子の刻」というと、午後11時から午前1時までの
2時間を指していたのです。十二支と当時の時刻の関係を知って
おくと、時代小説を読むとき役立つので、次に示しておきます。
-----------------------------
    十二支   時刻          鐘
    子 ・・・ 午後11時~午前 1時  九つ
    丑 ・・・ 午前 1時~午前 3時  八つ
    寅 ・・・ 午前 3時~午前 5時  七つ
    卯 ・・・ 午前 5時~午前 7時 明六つ
    辰 ・・・ 午前 7時~午前 9時  五つ
    巳 ・・・ 午前 9時~午前11時  四つ
    午 ・・・ 午前11時~午後 1時  九つ
    未 ・・・ 午後 1時~午後 3時  八つ
    申 ・・・ 午後 3時~午後 5時  七つ
    酉 ・・・ 午後 5時~午後 7時 暮六つ
    戌 ・・・ 午後 7時~午後 9時  五つ
    亥 ・・・ 午後 9時~午後11時  四つ
-----------------------------
 午の刻の真ん中の時刻――正午を境に午前と午後を区別してい
ます。私たちは何気なく「午前」「午後」といっていますが、こ
れは午の刻を中心にいうことばなのです。そして、正子の刻(午
前0時)と正午の刻(午後12時)が、陰陽道でいう陰陽の境に
なっているので、この時刻になると鐘を九つ打ったのです。現在
でいう時報です。
 鐘の数は今でもことばとして残っています。「三時のおやつ」
といいますが、これは午後3時に打つ鐘の数が八つであるからで
すし、唄で歌われる「お江戸日本橋七つ立ち・・・」は、旅立つ
には、午前3時から5時の間に・・という意味なのです。
 ところで、「空間」をあらわす「干」は10、「時間」をあら
わす「十二支」は12ですから、2つ余ります。十干と十二支を
甲子、乙丑、丙寅・・・癸酉のように組み合わせていくと、次の
2つ――戌、亥には、時間に見合う空間がありません。これは、
12年に2年間はそういう年があることを意味しています。
 「時間がある」ということは「生きている」ことです。「時間
があるのに空間がない」というのは、生きてはいるが実感がない
ということを意味します。例えば「寝ている」ときがそうです。
人間には、12年に2年間はそういう年があるのです。
 したがって、そういうときに何かを積極的にやるのは、リスク
が大きくて成功の可能性が低いということなのです。中国の諸賢
はそれを「空亡」とか「天中殺」と呼び、後世の人に注意のサイ
ンを送ったのです。
 このように十干と十二支とは2つずつずれるので、全部で60
通りの組み合わせがあって、元の甲子に戻ります。60歳を「還
暦」というのは、このことをいっているのです。
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