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りていばんのお話

 自然栽培に関して 興味を持たれて 熱心に話を聞いておられる方がいました ご自身は理解できないようですが とっても聞きたいようで 小一時間立ち話をしてしまいました その中で タイトルのりていばんの話しです
 りていばんは犁底盤と書きます 牛が引っ張るスキと言う字が犁になります うちの畑では 耕すことを辞めてから それまで硬かった畑の土が限りなくふかふかになり 細い棒を突き刺して 2~30㎝のところで突き当たっていたのが砂利層まで入って行くようになり 硬い犁底盤の形成は 耕すことと 化学肥料だと言うことを感じ取りました 畑は50aが 沖積土 その他の130aが 除礫あと客土した赤土です 赤土は犁底盤がきつく まだ残っているところがあるようです 北海道大学 土壌保全学研究室 Dr相馬克之さんが2010年より畑に来られて黒大豆の試験栽培をされています 土壌構造を調べたとき 犁底盤が存在します 心土破壊しなさいと指示をもらいました
 おなじく 微生物の先生で 山川先生も同時にこの試験に参加されていました 心土破壊はしないで 私のプログラムをやりなさいと言われ突然夕方来られて プランのレクチャーをされて 実施予定について迫られました 時間がなかったのですが 即刻実施 約2~3時間を費やして 施工し終えました その五日後棒を突き刺すと あれっ!! 硬かった硬盤層が消滅 その2日後 山川先生が来られて 棒を刺して うむっ と言って 帰られました さらにその翌日 Dr相馬先生が来られて土のサンプリング 後日 犁底盤消滅の結果を聞きました 私は犁底盤形成のメカニズムがわかっていませんでしたし 何なのかも・・ Drから話を聞くと 土の粒子は 作土も 硬盤層も その下も 全て同じ 土の粒子のあいだにある隙間があるかないか 大小あれば 団粒 無ければ硬い 微生物が繁殖して水を使えば隙間があり 微生物が繁殖しなければ水を使わないので隙間がない 土壌を作土として人が管理すれば 植物の根は 耕して肥料を与えた範囲での生息となって その下は 生物界から離れて 犁底盤になり やはり 毎年耕して肥料や堆肥をやらなければならないのでしょう
 犁底盤消滅のプログラムは ヤマカワプログラムと呼んでいます 内容は至って簡単で 今までの話の中に答えがあります 過去施工した千町歩以上の畑で 成功率70%ぐらいでしょうか 重粘土の最悪の畑には時間が必要のようです
 細かくは述べませんでした 少し乱暴な言い方だと思いますが 人がやってきたことの逆をやれば 自然と共存 共生出来るのだと エコロジーは 自然と共存共生ですから まさに その通りですね ご覧の貴方 なるほどと思うか お前は馬鹿でないかと思うか 大人数のところで話をすると アウェイで 懐疑的攻撃を何時も受けます 後日複数の方から電話をもらい 話を聞きたいと来られますが・・ 夏に来てもらえると 畑の様子など判るのですが・・ DCF_0088.JPG
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シゼトモ ソガイ

すばらしいです(^^)
by シゼトモ ソガイ (2012-02-24 11:38) 

高窪美穂子

人が管理していると思うほうが間違いなのですよね。
深く共感しております。
畑も拝見しに行きたいです!
by 高窪美穂子 (2012-02-24 11:46) 

アギー

畑をぜひ見に来て下さい 昨年は人参の草取りをしないで 種蒔きだけやって 収穫が出来ました 畝間は草刈り機で刈りましたが・・ 感動しました
by アギー (2012-02-24 21:05) 

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