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アカザが教えてくれること

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1998年から 有機栽培に取り組み 15年に 体調を崩して リタイヤしました その原因は 窒素投入でした
 当初から 豚糞堆肥を 購入して 使用しておりました 人糞に一番近いと教えられ 肥料成分も 窒素リン酸カリが 1;2;1 と計算をして 多めに投入し始めて どんな作物も立派に育ちました
 ほとんど教科書通りで 化学肥料と同等か それ以上 だと自負してました

 落とし穴があったことに あとで気がつくのですが ココからが気づきの始まりでしょうか

窒素投入すると 草が生えて その処理で 惨敗します 酸性土壌なら スギナ 硬盤層の土壌なら大黄 窒素過剰なら アカザ はっきりしています



 当時 朝露に 畑が赤くひかるんですね アカザが発芽して 双葉が赤いので 反射して 畑が赤く光ります きれいですが その後の地獄の始まりです
 夏至頃には 処理しきれずに 巨大化した アカザに畑が覆われ ほとんどの作物が消滅してゆきます アカザは 2m を超え 茎の太さは三センチぐらい 切るのはのこぎり以外無理です
 オベリベリ 昼でも暗い森 というアイヌ語ですが そんなイメージです  この言葉から 帯広 となっています


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 隙間なく びっしりと生えた アカザは 手の施しようがなく 100馬力のトラクターに来てもらい リセットしてもらったことがあります
 もうどうしようもなく リタイヤとなったときに 自然栽培に出会い 復活を遂げるのですが 自然栽培に切り替えた後
 地続きで 家庭菜園をされる方たちが 20名ぐらい おられました そちらは 過剰の倍ぐらい とん糞堆肥を投入されて 巨大化した キャベツや ブロッコリー などを作られていました
 同時に アカザがびっしりと生えて 20名で 10a 千平米 ぐらいですから 一人あたり50平米も管理すれば 終わるのですが 7m四方で 楽勝のはずが アカザのジャングルになりました
 矛先がこちらに向けられ 草だねが飛んできてそうなった と言われました うちの畑には アカザは存在してませんが そんな非常識な人が 居るんですね 確かに 異常なぐらいアカザが生えてましたから
 うちの畑は7年ぐらい アカザの種を落とし続けました 秋に 長靴で 畑を歩くと 3歩 歩けば長靴の中が 種でいっぱいになります 一回落とすと 30年は苦労するぞ と教えてもらったので 210年分ですね
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 試験的に 今でも 窒素入れると 一気に生えてきます 逆は 入れなければ生えてこない です

 自分では 結論づけていました

窒素なくば アカザは生えない

ところが 昨日 発見しました

昨年 光合成細菌 菌液を蒔いたところに アカザが発芽してました 密度は 放置できる程度です

窒素ではないなにか が アカザを呼び覚ましています
人間の解明できるところではないでしょうけど 人の持つ常識とは 何も役に立たない という教えでしょうか

マスター 福岡 が 言われた 「一切の科学は役に立たない」 それも 当てはまりますね
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