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データベースと言うもの 其の参

データベースと言うもの 其の参

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品質管理の仕事は 夏に微生物事故があり 其の責任を取るような形で 工場勤務になりました  一応責任者ですが 設備環境ともに最悪で サニタリー性に乏しい機械を使用してました こりゃひどいな 事故起きてもしょうがない と言う感じで 冷却能力 原料供給能力とか ひどい状態でした
そんなときに 親会社には 更にオーナー会社 中島薫商店 (ナカトウ と呼んでましたね)があり そちらの 計算センターという部署が 工場のシステム構築とか 担当するんです

親会社と 私のいる会社と オーナー会社担当と NECシステムエンジニア で 工場のシステムを導入することになりました  予算は 数千万円

その 検討するプロジェクトに 籍があり 二回ほど 会議に出ましたけど 程度が低すぎて ついつい大きな声を出したり  構築の無能さを指摘したりしているうちに 会議メンバーから外され  しょうがないなあ と 思っているうちに システムが完成 セキュリティー甘いので 中身を見ると とんでもない 内容でした
基本は 情報はすべて ユニーク(個体識別可能データー)であるはずが ご都合主義で 整合性がない それをカバーするのに 別のデーターを 影のように構築して 複雑に 組み合わせています
見た瞬間 これじゃあ 不整合で がんじがらめ データーアレンジは無理 と判断しました 指摘しましたけど 無視されて 工場へ導入

入庫表一枚プリントするのに 一つ一つ クリックして 選択して 出すとか イチセクションで 百枚ぐらいあるのに それだけで 処理一時間以上 アホすぎますな 現場に其のようなことをやらすのは 間違いです すべてがそんな調子のシステム いらんよね 手書きのほうが数倍早い

 明日から運用 と言うときに 一晩で 裏システムを作り 見た目画面同じで アウトプット可能 更に 資材管理も 発注点も できるように 作り変え
本物からデーターをリンクさせて それを使っているかのように 現場に使わせて 無事に 運用開始となりました
其のことを知っているのは ごく一部の人だけで メンテナンスができるのも 私一人だけ

そうこうしているうちに 農業やるために 退職したので メンテ可能な方が居なくて システムは崩壊 数千万円が どうなったのか 知る由もありません
退職後 後任に何度か電話をもらいましたけど 説明しても メンテできる技量ではなくて 駄目だった様子 工場には 可愛そうですが バンザイしてもらうするしかなかったとおもいます
基本は データー 格納は 単純明快に  データーは 個別識別が可能で ユニークであること
リレーショナル型データベースは データーを リレーさせることで どんな複雑な動きも 可能になります
リレーのところで 機械に複雑な作業をするように 組み上げて 入力画面 アウトプット画面は 付け足しぐらいに 作らねば 駄目です それがセオリーですが
格納段階で 複雑に作ると その後が 整合性が崩れたり ご都合主義で 結果を出すように仕向けたり 間違ったシステムが出来てしまいます

此処がいちばん大事なところですね ユニーク 単純明快に 基本でした

 こんなことでも 徹夜したりしましたけど ずいぶんと勉強させてもらいました

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