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知致より  人間学を学ぶ月刊誌「致知」2020年一月第二号 致知出版社 より

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取材いただき 刊行されました 昨日 読者の方から問い合わせをいただき 愛知県からすぐにでも研修に期待とのこと 丁重にお断りをしました A4 四ページを読んで 土の構造のことがわかれば 即実践可能です と お伝えをしました 郵送で資料をお送りして やり取りしようと思います  心意気はすごいですね 有機栽培を長年実践されてきた方だとお伺いしました EM菌のことも 話されてましたが  もっと単純な 自然の原理 わかると面白すぎて 世界観が変わりそうですが・・・

人間学を学ぶ月刊誌「致知」2020年一月第二号 致知出版社 より

致知随想
有機農業で追求する心の健康としあわせ     やぶ田秀行
記事より抜粋
今の日本では成人の二人に一人が癌に
心身に支障をきたす子どもたち
國の医療費は四十二兆円を突破
 物事にはすべて原因があります。
国民が此処までやんでしまった大本
生産性を過度の追求するあまり農薬や化学肥料、食品添加物を多用した
不自然な食べ物が長期に渡って提供され続けてきた事
今の社会の仕組みが、それを助長する形で成り立っている現実
農業に携わる縁に恵まれたことを私は今心から感謝しています。
私のそうした価値観の拠り所 農業塾の塾長を務めておられた農村社会学者・小松光一先生の教えです。
かつての農村集落は。皆で分け合い、支え合いながら生きる理想的な社会
今でも私の原動力になっているのは、西洋文化に駆逐されたかつての理想社会への憧れです
 私は一貫して有機農業に取り組んできました。
一本立ちするまで四年間ご指導を受けた泉吉宏さんはその道の大先生で、泉さんの農場で育てられた野菜は、常識を遥かに超える美味でした。学校の子供達に旨い人参を食べさせたい思いで、早朝から深夜まで懸命に努力される姿に感銘を受け、私は有機農業一本で生きてゆく決意を固めました。
想像以上に険しい道でした
通常の農業の何倍も手間がかかる上に、抜いても抜いても生えてくる雑草との戦いに体が持たなくなり、三年でギブアップ
 事態打開のヒント
自然栽培で有名な遠藤内査勝先生でした。過度に人の手を加えない自然なままの畑から、元気な作物が育っている様子を見て、自然界に無駄なものは何一つ無いことを学んだ私は、それから一五年、さらに試行錯誤を重ねました。そして昨年(二〇一九年)春、ついに農薬も、化学肥料も除草も必要ない、独自の有機農法(耕さず肥料を与えない自然栽培)を確立したのです。
 この農法は、地球が誕生して12億年後に出現し、地球上に酸素を作り出したと言われる光合成細菌・シアノバクテリアを自家培養して畑に散布するもので、化学肥料を使う場合よりも多くの収穫量を実現しています。栽培や資本の負担も大幅に削減され、たとえ未経験の方でも容易に有機農業への参入が可能になる画期的な農法なのです。
 一五年にも渡り信念を貫くことが出来たのは、様々な人との出会い、応援してくれる仲間、更には祖父の導きなど、多くの支えを頂いてきたおかげです。みなさんのしあわせを願えば、どんな無理難題に見舞われても前向きに捉えることが出来、自分の想念一つですべてが変わることを学びました。また多くの人の思いと共に農業を営んでゆく実感があるからこそ、私は自分のやっていることに確信を持てるのです。
 今の世の中では、ともすれば物やお金にばかり関心が向きがちです。たしかに経済は大きく発展しましたが、社会には様々な歪が生じ、それが人間の健康まで脅かしているのが現状です。
 私は先述の小松光一先生の勧めで“百姓”を名乗っています。百姓とはこの世の中のあらゆることに通じ、地域に貢献する人を指します。一人の百姓として、自らが確立した有機農法を草の根で広めてゆくことを通じて、人々の健康としあわせに寄与し、今の社会に一石を投じたい。それが私の今の願いです。(やぶ田秀行=百姓)

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