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2019 自然栽培 其の壱拾弐 (有材心土破砕)

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自然栽培 其の壱拾弐 (有材心土破砕)
ヤマカワプログラムについては 世間で広く実施され 全国の農地は 400万ヘクタールで 25%が 北海道です そのうちの1%を施工すると 先生は言われておられ ほぼ達成したと伺いました

確かに 透水性が 改善され 微生物の繁殖が活性されますが 10年実施して どうも自然栽培ではうまくゆかないことがある と 言うことがわかりました 
耕盤は緩んでいますが 断面を見ると 名残はそのままです しかも 作物の根は 硬盤層を超えてません あくまでも 目視ですけど
指摘をしていただいたのが ナチュラルハーモニーの 河名代表さん  穴をほって草を埋めると良いですよ と言われたのが オルターの西川代表さん でした 同時期に お二人に同じことを言われて
思い出しました Dr相馬さんが 有材心土破砕 「ゆうざいしんぱ やりなさい」 と言われてました 
地元 帯広農業高校で 施工されて 無肥料でも ほうれん草が栽培可能 と言われてました 都合上 施肥されてましたけど
この頃 東北沖大地震 により 福島第一原子力発電所が 爆発事故を起こし 福島県 浜通りが 壊滅しました 
2011年3月11日と 記憶しています
私の父が現役時代 新卒採用でこられた方が 浜通り 双葉町のご出身で 私が9歳の頃から よく遊んでもらっており いまでも 北海道に 年に一度 同期の方と 遊びに来られます 
以前から 農業の話 自然栽培の話 をたびたびしていたので・・
崩壊した 地域社会再生は 農業だと考えておられました
科学の粋を結集して 稼働していた 原子力発電所が 爆発事故 メルトダウン メルトアウト という 人類史上最悪の事故を起こしたので 普通の農業では だめだ 自然を知るには自然栽培だ と ご提案申し上げ
多くの反対意見がありましたが 強行採択していただき 現地福島で 農場を運営することになりました
資金援助では 太陽光自然エネルギー協会の 理事会社三社が 出資され 地下埋設温水循環システム を 前試験として 十勝の やぶ田ファームで 実施することになりました ラジアント農法 と言います
GLマイナス600 掘り込み 15Aの 硬質プラスチック製の ホースを埋設します
当時 清水町で設立された 自然の恵みを食べる会 通称「ベジ食べ」 の 会員で 農家を営まれている 笹原さんが バックホウ 0.03立米バケット を 貸し出すよ と 申し出ていただき お借りすることになりました
幅7200 奥行き 50000 其処に 八列 溝を掘ります ハウス内ですから フレームに気をつけて作業しなければ いけません まあ 手練の方なら 大丈夫なんでしょうけど 私にとっては 大変な作業でした
それよりも チャンスでした GLマイナス600の溝 あとは 草や 藁 を入れれば 有材心土破砕になってしまいます
選択肢はないですね もちろんやりました
途中 養豚を営んでいる 弟が 四トン車で 麦わらの コンパクトを 150束 ぐらい 持ってきてくれました 疎水材は 十分です 
無事施工が終わり 早速播種 良いですねえ すべてが順調 成長も早い すごい収穫量です
難点は 硬盤層を破壊して 上部に 耕盤のかけらが散乱しました 此処には アカザが生えたことが10年以上無いのですが アカザが ワサワサに 繁茂しました  
彼らは チッソが大好物 チッソが過剰にあると もとに戻そうと 繁茂します
それもワンクールで 終わりましたけど 次は ハコベになり それも驚きでしたけど

こうして ヤマカワプログラムから 有材心土破砕に移行して 自然栽培では 相馬先生提唱の 有材心土破砕が最有力だと 確信したわけです
帯広では 健康菜園六中 という プロジェクトがあり 家庭菜園を 自然栽培で やりましょうと 生徒さんたちと学習をして 第七期が もうすぐ終わります
代表さんが 依頼されて 宅地の家庭菜園で 自然栽培を施工するのに 有材心土破砕をやられました 掘ると 瓦礫などが出てきたそうですが 草などをうめて 完了  依頼者から こんなんじゃあ どうするの?? と クレームが出ていたそうですけど・・
栽培結果は 良好!! さすが 有材心土破砕 無敵です!!

長くなりましたケド このことを 相馬先生に お伝えしなければ なりませんでした 自然栽培では 硬盤層破壊の 勝負 山川先生が 勝利したのではなくて 相馬先生の 有材心土破砕が 勝っていたのでしたと
残念ながら 時期が遅れて 相馬先生は 急死されてしまい  お偲びする会で 皆さんに 其のことをお伝えし 黙祷とともに お偲びさせていただきました 

合掌・・・

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